私が考える「解放」とは②

2020年10月24日

はじめに

こんばんは。ガブリエル・クロです。

今回の記事は、前記事の続きです。

前記事は、「解放」とは何か?…についての内容でした。

 

重い話になりましたが、前記事の結論はこれです。

→ “ 魂をくすませてしまった原因とも言える、

  過去(過去世)から持ち越したカルマ、

  今世で育ててしまったネガティブ意識、

  これらを捨て去ること、それが「解放」!” 

 

これに続いて、今回はもう少し具体的に書きます。

生きながら、生まれ変わる

くすんだ魂、それを、磨かないといけないって?

そうでないと輪廻でまた、繰り返してしまうって?

そうは言っても、何をどうしたらいいのか?

 

難しいように感じられると思います。でも大丈夫です。

それは、心が弾むような道のりです。

 

それは、「今すぐ命を終えましょう!」などの

物騒なことではなく、

今すぐ魂を磨き始めましょう」の一言に尽きます。

別な言い方ですと、

生きながら生まれ変わりましょう」とも言えます。

 

つまり、目の前にある現実の中で生きるのではなく、

現実を脱した生き方に変えることです。

 

でも、言葉としても内容としても、

これでは、まだワケの分からない感じですよね。

そのことについて、仮に段階を設定して、お話しいたします。

 

❶現実から離れる…俯瞰する

この捉え方は、

“生きながら生まれ変わる” ための基本の基本です。

 

目の前の現実は、自分自身の意識が創った結果であり

その意味で、幻想です。

 

何か不都合なこと、困ったこと、苦しいことが起きている時、

その現実に心奪われたり翻弄されたりしないで、

その現実の外の世界へ「出ましょう」。

タイトルには「俯瞰」と書きました。上から眺めることです。

 

劇場でドラマを演じている俳優に喩えます。

俳優(=つまり自分)が劇を熱演していますが、

実はこの俳優は、舞台監督も兼ねています。

この俳優は、あまりに熱演し、のめり込んでしまいがちです。

 

のめり込まないで、思い切って舞台を降り、

リラックスして客席から演技を眺めてください。

あ、そこ、力入れすぎ!とか。

あ、そこ、感情込めすぎ!など。

新しい視点から見えることがあると思います。

 

現実から逃げろと言っているのではありません。

外側から現実を観る視点を持つことができたら、舞台に戻り

のめり込まないで、淡々と現実劇場で演じてください。

 

今訪れている現実は、過去の意識の創造物。

ですから、目の前の現実に働きかけても、動きません。

意識を次に進め、次の現実を創造しながら過ごしましょう。

俯瞰できた時、いつもと違う風景が見えるようになります。

 

現実に足を着けることだけでは?

現実が幻想であると言うと、怒りだす方々がいらっしゃいます。

大変で苦しみに溢れた日々の生活。

これが幻想だなんて、バカなこと言うんじゃないよ💢など。

 

あるいは、現実は幻想だよ〜♪と言う人を

現実を無視する“ お花畑一派” と思っているようです。

地に足を着けてちゃんと生きろよ!…などでしょう。

 

分かります。私も過去はそう考えていました。

でも、現実に巻き込まれて翻弄された状態で、

そこに解決を求めていると、その現実は変わらず続いていきます。

意識が変わっていないからです。

 

かつて私にも、その現実がずっと続きました。

「意識したことが拡大する」、「意識が現実を創る」、

「現実は、意識したことの結果である」

これらに確信を持てたとき、俯瞰の視点が得られます。

 

人間は、本当は自分たちにとって望ましい好ましい、

幸せな「次の現実」を創る力があるのです。

活用できないままでは、もったいないです。

 

まずは俯瞰の視点を持ちたいものです。

その時、現実から自分の意識を解き放つことができます。

その時、「解放」の1段階を進むことができるのです。

 

私も、今でも時々、いろいろな現実場面において

うっかり目の前の現実にのめり込むことがあり、

「あ、またやっていた! 俯瞰、俯瞰!」と気づいて

視点を変えています。

 

その視点を得て現実生活に戻れば、

新しい良きことが展開していくことでしょう。

❷ 感情を癒す…浄化

「俯瞰」の視点を持てたとしても

波立った感情が、なかなか治らないことがあります。

 

悲しい、悔しい、つらい、寂しい、怖い、などの感情が溢れた時、

それをどう扱ったらいいのでしょうか。

 

私も、それらの感情の波立ちを、よく体験しました。

これらは、蓋をしたり、克服したり、

他の感情で上書きしてごまかしたりしても、

一時的に解消できた気がしただけで、消えてはいません。

 

これらは、内面にある悲しみの意識です。

自分自身に分かってほしくて、表に出てきています。

 

これらが出てきた時には、逃げたり拒否したりせずに

感情を受け止めてほしいのです。

つまり「受け入れる」ことですが、これがなかなか難しい。

しかし、次第に、コツが掴めるようになります。

 

ご自分に合うさまざまな手段を使って、まずは感情を受け入れ、

癒し、きれいに流し去る、つまり浄化してくださいね。

 

五感を使ったさまざまな「感情クリーニング法」がありますが、

ご自分ですぐにできることとして、

音楽を聴く、軽い運動をする、

自然界の中に身を置く、瞑想する、など。

内面を見つめつつ、行なってください。

 

ああ、悲しんでいる自分がいるなあ…などと

素直に受け入れた時、ふと、

感情が整っていることに気づくタイミングが来るでしょう。

 

また違う場面で出てきたら、

慌てず驚かず、同じように対応することです。

疲れたら休む、寝む。

休みながら整える。一番簡単なのはこれでしょうか。

 

こうして、解放のための次のステップは

「俯瞰」に続き「感情のクリーニング」だと捉えています。

これが「解放」の第2段階です。

 

話はさらに続きますが、長くなりますので

今回はここまでにいたします。

ここまでお読みくださいまして、誠にありがとうございました。